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Firefoxの設定情報をバックアップする

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 中塚 寛幸
2006/06/03
 
対象ソフトウェア
Mozilla Firefox
Windows OSの再インストールなどによって、Firefoxでのブックマークなどが消えてしまうと不便である。
Firefoxは設定情報をプロファイル・フォルダに保管している。
プロファイル・フォルダをバックアップしておけば、容易に設定を復元できる。
 
解説

 Mozilla Foundationが配布しているWebブラウザ「Firefox」は、アプリケーション設定やブラウズ履歴などをプロファイルとして、1つのフォルダにまとめて保管している。

 Windows OSを再インストールしたり、作業環境を別のコンピュータに移行したりする場合に、これまでのFirefoxの設定が引き継げないと不便だ。Firefoxをインストールし直してプロファイルを最初から作り直してもよいが、拡張機能(プラグイン)などを利用している場合、再度ダウンロードしてインストール、設定し直すのでは手間がかかりすぎる。複数台のコンピュータで同じ設定のFirefoxを利用したい場合にも、手間はかかる。

 そこで、不慮のマシン・トラブルや環境移行に備えて、Firefoxの設定データをバックアップ/復元する方法を解説する。


操作方法

 Windows版のFirefoxでは、ユーザー設定などをプロファイル・フォルダに保管している。デフォルトでは、「%AppData%\Mozilla\Firefox\Profiles」フォルダに「????????.default」(?は任意の半角英数文字)というフォルダが作成され、その中にプロファイルが保存される。

 通常は1ユーザーに1プロファイルだが、用途によってプロファイルを使い分けるなど、プロファイルが複数ファイルに増えている場合もある。現在デフォルトでFirefoxが使用するプロファイルを特定するには、「%AppData%\Mozilla\Firefox\profiles.ini」をメモ帳などで開いて確認すればよい。

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0] ……プロファイル番号「0」
Name=default ……プロファイル名「default」
IsRelative=1
Path=Profiles/f3f82ozu.default ……プロファイルの保存フォルダ
Default=1 ……デフォルトで読み込まれるプロファイルの場合は「1」

 例えば上記のような内容になっていれば、Profile0の設定内容は「%AppData%\Mozilla\Firefox\Profiles\f3f82ozu.default」フォルダに保存されていることが分かる(設定ファイルでのフォルダの区切り文字は半角スラッシュである)。

プロファイルをバックアップ/リストアする

 プロファイルをバックアップする際には、必ずFirefoxを終了しておく。Firefoxのプロファイルはフォルダを含む複数のファイルで構成されているので、フォルダごとコピーする。このprofiles.iniを例にすると、コマンド・プロンプトで以下のように入力すればよい。

C:\>xcopy /e %AppData%\Mozilla\Firefox\Profiles\f3f82ozu.default コピー先フォルダ名

 Firefoxを終了していないと、プロファイルをロックして競合を防ぐための「parent.lock」ファイルのコピー中にエラーで停止する。この場合は、Firefoxが正しく終了できているかを確認してほしい。

 次に、別の環境へFirefoxの設定を復元する。まずFirefoxをインストールし、Firefoxが起動していない状態で、バックアップしたプロファイル・フォルダを%AppData%\Mozilla\Firefox\Profilesにフォルダごとコピーする。

 次に、%AppData%\Mozilla\Firefox\profiles.iniをメモ帳などで開いて編集する。この例の場合、

[General]
StartWithLastProfile=1

[Profile0]
Name=default
IsRelative=1
Path=Profiles/iyukjhfo.default ……移行先環境のFirefoxが生成したデフォルト・プロファイルの保存フォルダ
Default=0 ……デフォルトを移行したプロファイルにするので、「0」に書き換える

[Profile1]
Name=Standard ……デフォルトのプロファイル名と衝突しないように指定する
IsRelative=1
Path=Profiles/f3f82ozu.default ……移行したプロファイルのフォルダ名を指定する
Default=1 ……デフォルト・プロファイルに指定する

のようにprofiles.iniを書き換えれば、移行したプロファイルをデフォルトとして設定したことになる。移行先のFirefoxがデフォルトで作成したプロファイルの消去などは、手動で行わずにプロファイル・マネージャを利用すればよい。プロファイル・マネージャは、Firefoxに「-ProfileManager」オプションを付けて起動する。ただし、起動中のFirefoxがある場合はプロファイル・マネージャが立ち上がらないのでFirefoxを事前に終了しておく。

プロファイル・マネージャの起動オプション
Firefoxをインストールすると、実行ファイルへのパスは登録されるので、画面のように「-ProfileManager」オプションを付けて起動する。

 プロファイル・マネージャが起動したら、移行したプロファイルが正しく表示されていることを確認して、Firefoxを起動すればよい。移行したプロファイルに異常がないことが確認できたら、プロファイル・マネージャを使って不要なデフォルト・プロファイルを削除するなど整備すればよいだろう。End of Article

Firefoxのプロファイル・マネージャ
profiles.iniの設定を確認したり、登録されているプロファイルを消去したりできる。
  Firefoxが自動で作成したデフォルトのプロファイル
  移行したプロファイル。デフォルトで使用されるようにprofiles.iniで設定されたプロファイルが、選択された状態となる。
  プロファイルの一覧で不要なプロファイルを選択し、ここをクリックするとプロファイルを削除できる。プロファイルのエントリ、あるいはプロファイルのフォルダごと削除するかを選択するダイアログが表示される。
  ここをクリックして選択したプロファイルでFirefoxを起動する。
 
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