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共有フォルダのサブフォルダをマップする

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2006/08/19
 
対象OS
Windows 2000
Windows XP
Windows Server 2003
共有フォルダをローカルのドライブ名にマップする場合、通常は共有フォルダそのものをマップする。
だがコマンド・プロンプト上でnet useコマンドなどを利用すると、共有フォルダのサブフォルダをドライブにマップすることができる。
ただしこの操作はエクスプローラではできない。
 
解説

 ファイル・サーバ上の共有フォルダ(公開されているファイル・システム・リソース)をクライアント・コンピュータで利用する場合、ドライブにマップして(割り当てて)利用することがある。例えば、サーバserver01が公開している共有フォルダのHomeを利用する場合、クライアントのX:ドライブにマップするには、次のようにする。ドライブにマップすることにより、いちいち長いUNC名を入力したり、ネットワーク・アイコンからコンピュータ名をたどって目的のリソースを探す手間が省ける。それに、Windows OS(およびその前身のMS-DOS)ではドライブ名を使ってファイルやフォルダを管理するのが一般的なので、このような方法に慣れているユーザーも多いだろう。

C:\>net view \\server01 …server01の共有リソースの表示
\\server01 の共有リソース

Main File Server

共有名      タイプ  使用  コメント

----------------------------------------------
Home        Disk          User's home
NETLOGON    Disk          Logon server share
SYSVOL      Disk          Logon server share
コマンドは正常に終了しました。


C:\>net use x: \\server01\home …X:ドライブへのマップ
コマンドは正常に終了しました。


C:\>dir x: …マップしたドライブの内容の表示
 ドライブ X のボリューム ラベルは DATAVOL です
 ボリューム シリアル番号は E41C-9CF6 です

 X:\ のディレクトリ

2006/08/16  14:07    <DIR>          .
2006/08/16  14:07    <DIR>          ..
2006/08/16  14:07    <DIR>          User01
2006/08/16  14:07    <DIR>          User02
2006/08/16  14:07    <DIR>          User03
 …(以下省略)…

 この例では、Homeという共有フォルダそのものをローカルのX:ドライブにマップ(割り当て)している。X:ドライブの内容を表示させると、その中にあるUser01やUser02、といったフォルダが確認できる。

 だが、もしこれがユーザー・フォルダなら(実際この例ではユーザーのホーム・フォルダなのだが)、自分に関係のないフォルダは見えなくても構わないだろう。むしろ、セキュリティの観点からは、ほかのユーザーには見えない方が望ましい。

 このような場合は、\\server01の\Homeではなく、その下の\Home\User01といったサブフォルダをマウントできると便利である。そうすれば、ほかのユーザーのフォルダへアクセスすることができなくなるからだ。

 古くからのWindows Networkユーザーならば(もしくはMS-DOSにLAN-Managerといったネットワークを利用していたユーザーならば)、共有フォルダしかドライブにマップできず、そのサブフォルダはマップできないということを理解しているだろう。よって、このような要望を満たすためには、各ユーザーごとにC:\Home\User01、C:\Home\User02、C:\Home\User03、……をすべて個別に共有設定して公開しなければならない、と考えるかもしれない。

 だがWindows 2000やWindows XP、Windows Server 2003などでは、共有フォルダのサブフォルダを直接指定して、ドライブにマップすることができる。そのため、サーバ側で公開設定するのは、ルートのフォルダ(この例ではC:\Home)だけでよい。

C:\>net use x: \\server01\home\user01 …サブフォルダのマップ
コマンドは正常に終了しました。


C:\>net use …マップ情報
新しい接続は記憶されます。


ステータス  ローカル名 リモート名             ネットワーク名

----------------------------------------------
OK           X:        \\server01\home\user01 Microsoft Windows Network
コマンドは正常に終了しました。


C:\>dir x: …X:ドライブの内容の確認
 ドライブ X のボリューム ラベルは DATAVOL です
 ボリューム シリアル番号は E41C-9CF6 です

 X:\ のディレクトリ

2006/08/16  14:07    <DIR>          .
2006/08/16  14:07    <DIR>          ..
               0 個のファイル                   0 バイト
               2 個のディレクトリ  21,755,973,632 バイトの空き領域
↑…サブフォルダを直接マップしているため、ほかのユーザーのフォルダは見えない

 ただし、このサブフォルダのマップは、エクスプローラ上のGUI操作で行うことはできない。エクスプローラでサーバのリソースを表示させた場合、例えば\\server01\Homeを右クリックすると[ネットワーク ドライブの割り当て]というメニュー項目が表示されるが、\\server01\Home\User01を右クリックしてもこのメニュー項目はない。そのため、右クリック・メニューでドライブにマップすることはできない。サブフォルダのマップは、コマンド・プロンプトで行うか、ドメインのユーザー・プロファイルなどで設定する必要がある。

 以下は、共有フォルダ名(公開されているリソース名)そのものを右クリックした場合の画面である。ポップアップ・メニューを使って、ドライブにマップすることができる。

エクスプローラでドライブにマップする
共有フォルダを直接右クリックした場合は、ローカルのドライブにマップすることができる。
  マップするためのメニュー項目。

 これに対して、共有フォルダのサブフォルダの場合は、マップするためのメニュー項目が表示されない。

サブフォルダの場合の例
共有フォルダのサブフォルダを右クリックした場合は、マップするためのメニュー項目が表示されない。
  共有フォルダ(公開リソース)のサブフォルダの例。

 なおエクスプローラの[ツール]−[ネットワーク ドライブの割り当て]メニューを使えば、サブフォルダを割り当てることは可能であるが、[参照]ボタンを使って共有フォルダをたどる必要があるため、やや面倒である。End of Article

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