「ORACLE MASTER Platinum」取得者、3年後に500人目標

2006/9/1

日本オラクル 執行役員 オラクルユニバーシティ本部長 保々雅世氏

 日本オラクルは8月31日、研修サービス部門「オラクルユニバーシティ」の2007年度の事業戦略を発表した。年間の目標売上高は前年比1.2%増の20億円。最上位資格「ORACLE MASTER Platinum」の取得者数拡大を軸に、ライセンス部門と足並みをそろえながら、目標達成を目指す。

 現在、「ORACLE MASTER Platinum」取得者は日本で190人。今後3年間で500人まで増やす。「最上位資格取得者を増やすことで、ORACLE MASTERの裾野自体を拡大する効果が見込める」(日本オラクル 執行役員 オラクルユニバーシティ本部長 保々雅世氏)という。

 同社では2006年7月に「ORACLE MASTER Platinum Database 10g」を開始しているが、「ORACLE MASTER 10g Gold」取得者や「ORACLE MASTER 9i Platinum」取得者といった最新の最上位資格に近い資格取得者を、「ORACLE MASTER Platinum Database 10g」に移行させることで、「ORACLE MASTER Platinum」取得者数の拡大を目指す。

 ソリューションカットの研修メニューを追加して、系統的な学習が行える仕組みも作る。新たに作る予定の研修コースは「Grid」「SOA」「セキュリティ」「BI」「コンテンツ管理」の5つ。この5つの切り口は、同社のライセンス部門が顧客に製品を提案する際に使用するものと同じ。ライセンス部門と同調しながら、顧客の必要性に応じた研修パッケージを提案していく。

 6月にクロスライセンス契約を締結した日本オラクルインフォメーションシステムズとも、研修コースの開発について協力していく。当面は、日本オラクルインフォメーションシステムズに対して、データベース、ミドルウェア製品の研修コースの提案を検討している。

(@IT 谷古宇浩司)

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