Windows TIPS
[System Environment]
  Windows TIPS TOPへ
Windows TIPS全リストへ
内容別分類一覧へ

Windows XPのアクティベーション情報をバックアップする

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 小林 章彦
2009/04/03
対象OS
Windows XP
ハードディスクの交換などにより、Windows XPの再インストールを行うことがある。
その際、再度、マイクロソフト・ライセンス認証(プロダクト・アクティベーション)が必要になり、電話によるライセンス認証が要求されることもある。
アクティベーション情報が保存されたファイルをバックアップすることで、再インストール後のライセンス認証を回避できる可能性がある。

解説

  Windows XP以降のWindows OSでは、プロダクト・アクティベーションと呼ばれる認証の仕組みが導入されている。プロダクト・アクティベーションとは、製品がインストールされたコンピュータのハードウェア構成情報をインストール時にマイクロソフトのセンターに通知して登録しておき、後日、すでに登録されたプロダクトIDで、登録済みの構成とは異なるコンピュータにインストールしようとしても、それを許可しないようにするというものだ。プロダクト・アクティベーションの詳細については関連記事を参照していただきたい。

Windows Q&A
マイクロソフト・ライセンス認証

 そのため、Windows XPが何らかの理由により不安定になったり、ハードディスクに不具合が発生して交換したりして、Windows XPの再インストールを行うと、再度、プロダクト・アクティベーションが必要になる。同じプロダクトIDを利用してインストールすることになるため、場合によっては電話によるライセンス認証が要求される。

 ハードディスクの故障によるたまの再アクティベーションならばそれほど手間ではないが、例えばテスト用のPCとなると、頻繁に再インストール、再アクティベーションが発生する可能性があり、毎回、電話によるライセンス認証となるととても面倒だ。このような場合、アクティベーション情報が保存されているファイルをバックアップし、再インストール後にリストアすることでプロダクト・アクティベーションが回避できる(ハードウェア構成が大幅に変更されているような場合は、リストア後でも再アクティベーションが必要になることがある)。

 本稿では、アクティベーション情報のバックアップ/リストア方法を紹介する。

操作方法

 Windows XPのアクティベーション情報は、%SystemRoot%\system32フォルダにある「wpa.dbl」「wpa.bak」に保存されている(「wpa.bak」はアクティベーション時に作成されるバックアップ・ファイルなので、実際にはコピーする必要はないが、ここでは念のためバックアップしておく)。つまり、この2つのファイルをUSBメモリやネットワーク共有などにバックアップすればよい。

バックアップするファイル
アクティベーション情報は、%SystemRoot%\system32フォルダにある「wpa.dbl」「wpa.bak」に保存されている。
この2つのファイルをUSBメモリなどにコピーしておく。

 2つのファイルがバックアップできたら、ハードディスクを交換するなどした同じPCに対して、Windows XPを再インストールする。インストール時における設定ウィザードのライセンス認証を求めるページでは、[いいえ、後で数日おきに通知してください]を選択しておく。

インストール時における設定ウィザード
ライセンス認証を求めるページでは、[いいえ、後で数日おきに通知してください]()を選択しておく。

 再インストールが完了したら、USBメモリなどからこの2つのファイルをコピーすればよい。ただしWindows XPでは、Windowsファイル保護(Windows File Protection:WFP)機能により、システム・フォルダの書き換えが制御されており、単純なコピーではオリジナルのファイルに書き戻されてしまう。

 そこでWFPが無効になるセーフ・モード(起動時にF8キーを押して、「セーフ モード」を選択)で起動してから、「wpa.dbl」「wpa.bak」をコピーする。コピーが完了したら、再起動を実行し、通常モードで起動する。ハードディスクの交換程度ならば、プロダクト・アクティベーションの再認証の対象とはならないので、これでプロダクト・アクティベーション済みとなるはずだ。

 プロダクト・アクティベーションが成功したかどうかは、[スタート]−[ファイル名を指定して実行]で以下のコマンドを実行することで分かる。

%systemroot%\system32\oobe\msoobe.exe /a

 成功していれば次のような画面が表示されるはずだ。失敗していれば、プロダクト・アクティベーションが要求されることになる。

Windowsのライセンス認証の画面
ファイルをコピーしたことで、プロダクト・アクティベーションが完了していれば、このような画面が表示され、認証が不要になる。

 再インストールにともない大幅にハードウェアを変更している場合、「wpa.dbl」「wpa.bak」をコピーしても認証が必要になるので注意した方がよい。また、「wpa.dbl」をバックアップした時点と、インストールした時点でサービスパックのレベルが異なっていると、認証が求められることがあるので、なるべくインストール直後の状態の「wpa.dbl」をバックアップしておくとよい。なおバックアップした時点がSP3で、再インストールした時点ではSP2だった場合、SP3を適用してから、「wpa.dbl」をコピーすると、認証が回避できる可能性がある。End of Article

この記事と関連性の高い別のWindows TIPS
Windows Update適用後の自動再起動を抑制する
NT 4.0のアプリケーション設定情報をWindows 2000に移行させる方法
これだけは覚えておきたい、コマンド・プロンプトの使い方
ASRでシステムをバックアップする
起動時に自動実行される不要なプログラムを「見つける」方法
このリストは、(株)デジタルアドバンテージが開発した
自動関連記事探索システム Jigsaw(ジグソー) により自動抽出したものです。
generated by

「Windows TIPS」

TechTargetジャパン

Windows Server Insider フォーラム 新着記事
@ITメールマガジン 新着情報やスタッフのコラムがメールで届きます(無料)

キャリアアップ

- PR -

イベントカレンダー

PickUpイベント

- PR -

アクセスランキング

もっと見る
- PR -

ホワイトペーパーTechTargetジャパン

ソリューションFLASH

「ITmedia マーケティング」新着記事

第2回 価値の連続性に責任を持つCCO
CRM成功の鍵となるCCO(Chief Customer Officer)。明確な答え、正解がないCRMにおいて何...

第3回 BtoBにおけるマーケティング活動の設計は「誰に」「何を」「どのように」で考える
BtoBマーケティング成功の鍵は、1)ターゲット企業における購買関与部門の責任者とどのよ...

日本オラクル、三井住友銀行の顧客管理システムに「Oracle Exadata」など3製品を導入
日本オラクルは10月15日、三井住友銀行の新顧客管理システム構築に向けて、高速データベ...