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Windows XPで変わったユーザー/コンピュータ/グループの選択方法

解説をスキップして設定方法を読む

デジタルアドバンテージ
2002/04/05
対象OS
Windows XP Professional
Windows XPでファイルのアクセス権を設定したり、管理ツールでセキュリティを設定したりする場合は、ユーザーやグループを選択するダイアログボックスを使用する。しかしこのダイアログボックスの形式がWindows 2000のものとは異なっている。
デフォルトでは名前などの一覧が表示されていないので、最初に検索を行ってオブジェクトのリストを取得し、そこから必要なものを選択する。


解説

 Windows XP Professionalでファイルのアクセス権などを設定する場合、ファイルの[プロパティ]ダイアログから[セキュリティ]設定を選択して、アクセス権を付与したいユーザー名やグループ名を追加するのが一般的である。しかしこのダイアログにおけるユーザー/グループの選択ダイアログは、従来のWindows 2000とは少し異なっているので、最初は戸惑うかもしれない。Windows 2000ではユーザーやグループの一覧がデフォルトで表示されているので、ここから必要なユーザーを選択すればよい。しかしWindows XPではデフォルトでは一覧表示されず、ユーザーが明示的に[検索]を行う必要がある。ここでは、その方法についてまとめておく。


設定方法

 ファイルのアクセス権などを設定するダイアログを表示するには、エクスプローラでフォルダやファイルを右クリックして、表示されるショートカット・メニューから[プロパティ]を実行する。そして[セキュリティ]タブを選択すると、以下のようなダイアログが表示される。ダイアログの上半分には、そのファイル/フォルダに対するアクセス権を持つユーザー名やグループ名が表示されているが、ここにさらに別のユーザーを追加するためには、[追加]ボタンをクリックする。

セキュリティ設定ダイアログ
フォルダやファイルのアクセス権を設定するには、[プロパティ]ダイアログの[セキュリティ]タブを使用する。新たにアクセスを許可するユーザーを追加するには、[追加]ボタンをクリックする。
  アクセス権を設定するには、この[セキュリティ]タブを選択する。
  現在設定されているアクセス権。これはアプリケーションの設定や、ファイルが置かれているフォルダのアクセス権などによって変わる。
  で選択されているユーザー/グループに対するアクセス権設定。
  アクセス権だけでなく、ファイルの監査や所有権の設定を行うには、これをクリックする。
  新たなユーザー/グループを追加するにはこれをクリックする。→

 Windows 2000では、上の[追加]ボタンをクリックすると、現在のマシンやドメインに属するユーザー/グループ名がすぐに表示されたが、Windows XPではすぐには表示されず、以下のようなシンプルなダイアログが表示される。そこで具体的にユーザー名やグループ名を表示させるには、もう少し作業が必要になっている。手っ取り早くは、次のようなダイアログが表示されたらの「詳細設定」ボタンをクリックする、と覚えておけばよいだろう。

 このようにWindows XPでは、ユーザーが実際に指示するまでは、ユーザー名やグループ名などを一覧表示しないように変更された。ドメインを使用していなかったり、小規模なネットワーク構成しか利用していなければ、これはやや面倒かもしれないが、大規模なネットワークにおける無用なネットワーク・トラフィックなどを抑えるためにこのように変更されたのだろう。

Windows XPにおけるユーザー/グループ名の選択ダイアログ
アクセス権の設定だけに限らず、ユーザー名やグループ名などを表示するためのダイアログは、Windows XPではこのようにシンプルになっている。デフォルトでは一覧には何も表示されていないので、名前の一部を入力してから検索させるか、さらに詳細な検索ダイアログを表示させて、ユーザー名などの検索を行う必要がある。
  検索の対象となるオブジェクト。ユーザー名、グループ名、ビルトインのセキュリティ名(「Authenticated User(認証済みのユーザー)」や「Creator Owner(作成者)」、「Everyone」、「Service(サービスとして稼働する権利)」など)、コンピュータ名などがある。
  検索するオブジェクトの種類を設定するには、これをクリックする。「ユーザー」「グループ名」「ビルトイン セキュリティ プリンシパル」「コンピュータ」が選択できる。ファイルのアクセス権を設定する場合なら、「ユーザー」「グループ名」「ビルトイン セキュリティ プリンシパル」の3つから選ぶことになるだろう。
  検索する対象。ローカルのコンピュータから検索するか、それとも参加しているドメイン(の中の指定したサブディレクトリ)から検索するかを表す。
  検索対象を選択するにはこれをクリックする。ドメイン参加時は、デフォルトでは現在属しているドメインが検索対象となっている。
  アクセス権を追加するユーザー名やグループ名。デフォルトでは何も表示されていないが、ユーザーが手動で入力するか、で選択・検索された名前が自動的に入力される。複数入力する場合は、“;(セミコロン)”で区切って入力する。正確な名前が不明ならば、先頭の数文字だけ入力して以下のを押し、列挙表示させることも可能。
  に直接名前を入力して、これをクリックすると、その名前が正しいかどうかを確認することができる。正しく存在する名前ならば、名前が下線付きで表示され、検証済みであることが分かるようになっている。もし見つからなければ、再検索用のダイアログが表示される。また指定された文字で始まる名前が複数ある場合は、それらの中から選択するためのダイアログが表示される。→
  名前を自動的に検索させるには、これをクリックして、一覧を表示し、その中から選択する。手っ取り早くは、これをクリックするとよいだろう。
  すべての設定が終了したらこれをクリックする。

 に直接名前を入力して、をクリックすると、それが存在する名前ならば名前に下線が付く。しかし一致するものが存在しなければ、再検索するためのダイアログが表示される。また、指定された文字で始まる名前が複数存在している場合は、それらの名前が複数列挙されるので、該当するものを選択すればよい。例えばに“a”とだけ入力してをクリックすると、次のように「a」で始まる名前がすべて列挙される。このうちから該当するものをクリックして選択する。複数選択するには、Ctrlキーを押しながらクリックすればよい。

複数一致した場合のダイアログ
例えば“a”で始まる名前が複数存在するなら、このように一覧表示されるので、この中から該当するものを選べばよい。Ctrlキーを押しながらクリックすれば、複数のエントリを選択することができる。
  同じ文字列で始まる名前が複数存在する場合には、このようなダイアログが表示される。
  必要なものをクリックして選択する。Ctrlキーを押しながらクリックすると、複数のエントリを選択することができる。
  選択が終了したら、これをクリックすると、先のオブジェクト一覧の欄に追加される。名前には下線が付けられ、(存在するかどうかが)検証済みの状態になる。

 先のダイアログで[詳細設定]をクリックすると、次のようなダイアログが表示される。これは汎用的なオブジェクトの検索ダイアログであり、ローカルのコンピュータやドメインのデータベース、Active Directoryなどから指定されたオブジェクトを検索することができる。簡単に使うには、中ほどにある[今すぐ検索]ボタンを押してオブジェクトを一覧表示させ、そこから選択するとよいだろう。End of Article

名前の検索ダイアログ
名前を検索する必要がある場合、Windows XPではこのようなダイアログが表示される。Windows 2000と違って、デフォルトではユーザー名の一覧は表示されていないので、(必要ならば条件を指定して)[今すぐ検索]というボタンをクリックする必要がある。
  検索する対象の指定。デフォルトでは「ユーザー」「グループ」「ビルトイン セキュリティ プリンシパル」となっている。
  検索する対象を選択するためのボタン。以外に「コンピュータ」という選択肢も用意されている。
  検索する場所。ドメイン参加時は、デフォルトではドメイン名が選択されている。
  検索する場所の指定。ローカルのコンピュータかドメイン、Active Directory(のサブディレクトリやOU)などが選択できる。
  条件付きで検索する場合の、検索方法の指定。で指定した文字で始まる名前を検索するか、と完全一致する名前だけを検索するかを指定することができる。
  検索条件とする文字列の指定。デフォルトでは「空」なので、すべての名前が検索される。
  表示するフィールドの選択。検索されたオブジェクトの属性のうち、ここで指定したフィールドがに表示される。
  これをクリックすると、指定した場所から検索され、該当するものが表示される。
  検索結果の一覧。デフォルトでは何も表示されていないが、をクリックすると条件に一致するものがここに一覧表示される。
  から必要なものを選択してクリックし(Ctrlキーを押しながらクリックすると複数選択できる)、これを押すと選択操作が完了する。
 
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