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Hyper-Vの仮想マシンへのショートカットを作成する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2008/12/19
対象OS
Windows Vista
Windows Server 2008
Hyper-Vで仮想マシンの画面を操作するには、Hyper-Vマネージャで対象となる仮想マシンへ接続する。
vmconnectへのショートカットを作成しておくと、Hyper-Vマネージャを使わずに、すぐに仮想マシンへ接続できるので便利である。

解説

 Hyper-Vで作成した仮想マシンを利用する場合、通常は、Hyper-Vマネージャで対象となる仮想マシンを選択後、右クリックしてポップアップ・メニューから[接続]という項目を選択する。すると独立した仮想マシンのウィンドウ(「仮想マシン接続」という)が表示される。

 だがこの方法ではいちいちHyper-Vマネージャを起動する必要がある。Hyper-Vマネージャ(および仮想マシン接続)は、Windows Server 2008(64bit版)でなくても、32bit版のWindows Server 2008やWindows Vistaでも利用できるが(TIPS「Windows Server 2008のHyper-Vをリモートから管理する(ドメイン編)」「Windows Server 2008のHyper-Vをリモートから管理する(HVRemote/ワークグループ編)」参照)、これでは手間がかかり、少々面倒である。

 TIPS「Virtual PCの仮想マシンへのショートカットを素早く作成する」では、Virtual PCの仮想マシンへのショートカットをデスクトップ上に作成し、簡単に仮想マシンを起動する方法を紹介した、本TIPSでは同様に、Hyper-Vマネージャを起動せずに、仮想マシンへのショートカットを作成して、それをダブルクリックするだけで簡単に仮想マシン接続のウィンドウを表示させる方法を紹介する。

操作方法

 仮想マシン接続のウィンドウを表示させているプログラムの実体は、vmconnect.exeという実行ファイルである。このファイルはHyper-Vの管理ツールをインストールすると、デフォルトで%ProgramFiles%\Hyper-Vフォルダの中にインストールされている。このプログラムをエクスプローラでダブルクリックして単独で起動すると、次のようなダイアログが表示される。

仮想マシン接続プログラムの起動
仮想マシン接続プログラムの実体は、%ProgramFiles%\Hyper-Vフォルダの中にインストールされているvmconnect.exeというプログラムである。これを起動すると、Hyper-Vマネージャを使わずに、直接仮想マシンへ接続できる。
ここにHyper-Vが稼働しているサーバ名を指定する。
そこのHyper-Vサーバ上に登録されている仮想マシン名をここに入力する。
仮想マシン名が不明な場合は、サーバ名の入力後、この▼マークをクリックする。すると、そのHyper-Vサーバ上で管理されている(Hyper-Vマネージャに登録されている)仮想マシン名の一覧がドロップダウン・リストに表示されるので、目的のものを選択すればよい。
仮想マシン名を指定後、これをクリックすると仮想マシン接続のウィンドウが表示され、仮想マシンを操作したり、設定を変更したりできる。

 Hyper-Vマネージャを利用せずに仮想マシン接続のウィンドウを表示させるには、このvmconnect.exeプログラムを直接起動すればよい。ただし引数なしで実行するとこのようなダイアログが表示されるため、目的のHyper-Vサーバ名と仮想マシン名を引数に指定して起動すればよい。

 このプログラムに与える引数の書式は、vmconnect -?を実行すると表示される。

仮想マシン接続プログラムの使用方法
vmconnect.exe -?を実行するとこのようなヘルプが表示される。これによると、Hyper-Vのサーバ名と仮想マシン名(もしくは仮想マシンのGUID)を指定するとよい。

 これから分かるとおり、vmconnectにHyper-Vのサーバ名と、仮想マシン名か仮想マシンのGUIDを指定すれば、Hyper-Vマネージャを使わずに直接起動することができる。例えば次のようにする。

※vmconnectの使用例

vmconnect HVSERVER01 "Windows Server 2008 Std x86"
 もしくは
vmconnect HVSERVER01 -G 4CFDC310-1626-4ADB-A156-CF24D190C867

 2つ目の例は、仮想マシンのGUID数値列を指定した方法である。GUIDとは仮想マシンに付けられたユニークなID数字列のことである。仮想マシン名は簡単に変更できるため、仮想マシン名を変更すると起動できなくなってしまう。これに対してGUIDは、仮想マシンを作成したときに一意に設定され、以後変更されることはない。そのため、常に同じ仮想マシンを起動することが保証される。ただしGUIDだけでは分かりづらいため、ショートカットを作成したり、バッチ・ファイルなどに組み込む場合は、同時に仮想マシン名も併記しておくとよいだろう(この場合は仮想マシン名の部分は無視され、意味を持たない)。

※仮想マシン名とGUIDを指定する場合の例

vmconnect HVSERVER01 "Windows Server 2008 Std x86" -G 4CFDC310-1626-4ADB-A156-CF24D190C867

 GUIDの実際の数値は、Hyper-Vの仮想マシンの構成を保存しているフォルダ(デフォルトではC:\Hyper-V\Virtual Machinesフォルダ。これは[Hyper-Vの設定]メニューで変更できる)にあるフォルダ名から分かる(フォルダ名がGUIDになっている)。

 なお、これをバッチ・ファイルなどに組み込む場合は、先頭のvmconnectを"%ProgramFiles%\Hyper-V\vmconnect"などとしないと、実行ファイルが見つからないというエラーになるので注意していただきたい(PATHが通っていないため)。

 デスクトップ上にショートカットを作成したければ、まずファイルvmconnect.exeを右クリックしてデスクトップ上へドロップし、ポップアップ・メニューから[ショートカットをここに作成]を選択する。そして、作成したショートカットのプロパティ画面を開き、[リンク先]の最後に、接続先サーバ名と仮想マシン名(もしくは-G GUID)を追加する。

ショートカットの作成
vmconnect.exeへのショートカットを作成後、それを一部変更してもよい。
この部分に、Hyper-Vのサーバ名と仮想マシン名(もしくは-G GUID)を追加する。例えローカル・コンピュータに接続する場合でも、必ずHyper-Vのサーバ名(もしくはlocalhost)を追加すること。

 なおこのようにして作成したショートカットを起動しても、仮想マシンがすぐに起動するわけではない。これはあくまでも仮想マシン接続のウィンドウを表示させるためだけのものである。実行中でない仮想マシンへ接続した場合は、メニューから[操作]−[開始]を実行して、仮想マシンを起動する必要がある。End of Article

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