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IIS 6.0をWindows XPから管理する

解説をスキップして操作方法を読む

デジタルアドバンテージ 打越 浩幸
2005/08/24
 
対象OS
Windows XP Professional
Windows Server 2003のIIS 6.0を管理するためには、基本的にはWindows Server 2003上で操作する必要がある。
だが別途提供されているWindows XP向けのIIS 6.0管理ツールを利用すると、Windows XP上からWindows Server 2003のIIS 6.0を管理できる。
ただし現状ではこのツールは英語版しか提供されていない。

解説

 Windows Server 2003に含まれるIIS(Internet Information Services)はバージョンが6.0となっており、以前のIIS 5.x(Windows XPやWindows 2000 Server上で利用可能)と比べると、機能や安全性などが向上している。だがIIS 6.0は、Windows Server 2003上でしか利用できない。以前のOS上では利用できないのはしかたないとして、IIS 5.x用の管理ツールを使って管理することもできなくなっている。そのため、IIS 6.0を管理するためには、直接Windows Server 2003のコンソール画面へログオンして操作するか、リモート・デスクトップ(ターミナル・サービス)経由でログオンして、IIS 6.0の管理ツールを利用する必要がある。

 可能ならばWindows XP上からも操作できると非常に便利であるが、標準の管理ツールではこれはできない。またTIPS「サーバ用管理ツールをクライアントPCにインストールする」では、Windows Server 2003用の管理ツールをWindows XPにインストールする方法を紹介しているが、この管理ツールにはIISの管理ツールは含まれていないので、それもできない。

 しかし無償で別途提供されているIIS 6.0用の管理ツールをダウンロードしてWindows XPにインストールすれば、限定的ながらリモートのWindows Server 2003上のIIS 6.0を管理することができる。ただしこのツールは英語版しか提供されておらず、日本語Windows XP上にインストールしても、メニューやダイアログのメッセージなどはすべて英語表示のままである。そのため、慣れないと使いづらいだろうが、IISの設定を確認したり、簡単な操作(サービスの停止や再起動など)を行ったりするだけなら、これでも十分である。

 Windows XP向けのIIS 6.0用管理ツール(以下「IIS 6.0管理ツール」)は次の場所からダウンロードできる。

 ただしこのツールは、Windows XPのIIS 5.1用管理ツールとは互換性がなく、IIS 5.1管理ツールとは別にインストールされるし(メニュー項目も異なる)、IIS 5.1のサイトを管理することもできない。

操作方法

手順1―IIS 5.1コンポーネントの事前インストール

 IIS 6.0管理ツールは英語版しか提供されていないためか、ダウンロードしたツールをそのままインストールしようとすると、途中でエラーになる。そこで管理ツールのインストールの前に、まず日本語版Windows XP Professionalに含まれるIISから、必要なコンポーネントをインストールしておく。ただしIIS 5.1全体をインストールする必要はなく、IISの「共通コンポーネント」さえインストールしておけばよいようである。

 このためには、まず[コントロール パネル]の[プログラムの追加と削除]を起動し、左側のメニューから[Windows コンポーネントの追加と削除]をクリックする。すると[Windows コンポーネント ウィザード]が起動するので、IISのサブコンポーネントを選択してインストールする。

IISの「共通コンポーネント」のインストール
Windows XP向けのIIS 6.0管理ツールをインストールする前に、IISの「共通コンポーネント」をインストールしておく。
  [Windows コンポーネント ウィザード]で、IISのサブコンポーネントをインストールするために、これを選択する。ただしこのチェック・ボックスはオンにしないこと。オンにすると、すべてのサブコンポーネントがインストールされてしまう。必要なもののみをインストールすること。
  これをクリックして、インストールするサブコンポーネントを選択する。
  これを選択しておく。
  これをクリックして、サブコンポーネントをインストールする。

手順2―IIS 6.0管理ツールをインストールする

 手順1の準備が済んだら、次は先のダウンロード・ページから管理ツールをダウンロードし、ダブルクリックしてインストールする。特にオプションはないので、簡単にインストールが終了するだろう。もし手順1の操作を忘れていると、「Windows ファイル保護」機能によって、途中でWindows XP SP2のCD-ROMをセットせよというメッセージが表示され、インストール作業が中断する(英語版ツールをインストールしようとしているので、Windowsファイル保護機能によって、インストールがブロックされている)。その場合はいったんインストール作業を中断して、手順1の操作を済ませる(発生しているエラーの詳細は%TEMP%フォルダに作成されているインストール・ログ・ファイルなどを参照すると分かる)。

IIS 6.0管理ツールの起動

 以上の手順でIIS 6.0管理ツールのインストール作業は終了である。[スタート]メニューの[すべてのプログラム]-[管理ツール]-[Internet Information Services (IIS6) Manager]を起動すると、IIS 6.0管理ツールが起動する([コントロール パネル]-[管理ツール]からでも起動できる)。

IIS 6.0管理ツール
IIS 6.0管理ツールの起動画面。最初は、リモートのWindows Server 2003へ接続するために、[操作]-[Connect]メニューを実行する。
  [Internet Information Services]を右クリックして、ポップアップ・メニューから[Connect]を選択する。

 [Connect]を選択すると、接続する先のサーバ名、ユーザー・アカウント、パスワードを問い合わせるダイアログが表示されるので、管理者権限のあるアカウントを指定する。ユーザー名を省略すると、現在ログオンしているユーザー名とパスワードが使用される。

 リモートのWindows Server 2003上のIIS 6.0に接続すると、次のような画面が表示される。基本的にはWindows Server 2003上のIIS管理ツールと同じであるが、メッセージが英語になっている点が異なる。

Windows XP上で起動したIIS 6.0管理ツールの例
基本的にはWindows Server 2003上のIIS管理ツールと同じであるが、メッセージが英語になっている点が異なる。

 ツールは英語版であり、例えばWebサイトを右クリックして、ポップアップ・メニューから[プロパティ]を選択すると(環境により、メニュー項目には日本語と英語が混在して表示される)、次のように英語のダイアログが表示されるので、操作には注意していただきたい。設定を変更するのではなく、内容を確認したり、サービスを再起動したりするといった簡単な操作なら、英語版でも問題はないだろう。End of Article

Webサイトのプロパティ画面の例
これは、あるWebサイトのプロパティを表示させたところ。ダイアログのメッセージはすべて英語になっているが、操作には問題はない。

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